住宅を建てるのは「いつ」がいいの?
長年、住宅販売に携わっておりますが、いつの時もこの質問をいただきます。
私の答えは
「住みたい家に出会ったとき」
とお答えしております。
多くのお客様は家は大きな買い物だから
損をしたくない≒高いときに買いたくない
とお考えです。
そこで今回は、以下の3点についてお伝えします。
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①建築工事費・消費者物価の推移
②建築工事費上昇の要因
③今後の予測
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①建築工事費・消費者物価の推移
まず国土交通省の建築工事費、総務省の消費者物価の推移をご紹介します。
最新のデータで令和3年度(2年前)までしか掲載されていませんが、平成17年度を100とすると令和3年度では建設費は1.26倍になってます。
これは平成17年度だと2,000万円で建てれたお家が、令和3年度では約2,500万円になっているということです。
令和4年度のデータはまだ公表されておりませんが、令和3年度よりも上昇していると思います。
②建築工事費上昇の要因
住宅価格(建設工事費)が令和2年度から急上昇したのは
ウッドショックの影響です。
ウッドショックとはコロナ過で巣ごもり需要が増えた結果、アメリカと中国で住宅着工ブームが起こったり、コンテナ不足などにより世界的な需給バランスが崩れ、木材不足と日本に輸入される木材価格高騰のことです。
現在木材価格は若干下降気味ですが、その代わりに設備機器(キッチン・お風呂等)、サッシ、鉄、新建材などが上がっており、ウッドショックピーク時の住宅価格を維持しております。
③今後の予測
これから住宅をご検討される方にとって今後の住宅価格はどうなるのかというところが、一番重要な関心事ですが、多くのアナリスト(市場動向を分析する人)のご意見は
良くて横ばい、多分上昇していく
予想が多く、個人的にもそう思います。
日経平均株価がバブルの絶頂期につけた史上最高値を更新するなどポジティブなニュースもありますが、終わりの見えない物価上昇、マイナス金利政策の解除による金利上昇も懸念されています。
家を購入するタイミングは人それぞれで、結婚・出産・進学・定年など様々です。
また、実家暮らしの方・賃貸暮らし・社宅暮らしなど現在のお住まいも様々です。
一概にいつが建て時かは申し上げられませんが、
【この家で暮らしたい】と思える家と出会った時が建て時
ではないでしょうか?
そんな家と出会うためにはネットからの情報のみでなく、ぜひ展示場に足を運んでいただき五感で感じ取ってください。
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